笠間の自然と栗畑を望む風景

About us

栗の木と農園の様子
自社農園で植えられた一本の栗の木
手作業で栗を袋詰めする様子

Kasama, Ibaraki

笠間市の風景と栗の写真

栗のまち・笠間から、
全国へ。

茨城県は、栗の収穫量・栽培面積ともに日本一を誇ります。なかでも笠間市は、明治時代から続く栗の名産地として知られています。笠間の気候や水はけの良い土壌で育つ栗は、風味が濃く、実が締まった高品質な栗として高く評価されています。
しかし近年、農家の高齢化や担い手不足により、栗づくりの継続が大きな課題となっています。
kasamarronは、この地に根付く栗文化と、その美味しさを未来へつなぐために、地域とともに歩み続けています。

Our Vision

空を見上げたアングルの栗の木の様子

農業と福祉の力で生み出す、
持続可能な栗づくり。

農業と福祉の連携によって、地域に根ざした持続可能なものづくりを目指しています。障がいのある方々にとっての就労の場として、栗の栽培から収穫、加工、パッケージングまで、多くの工程を一緒に取り組んでいます。
福祉の現場と連携することで、地域に仕事を生み出しながら、丁寧で心のこもった栗づくりを実現しています。

kasamarron farm

kasamarron農園の栗の木々

より良い素材は、畑から始まる

茨城県​笠間市と水戸市にまたがる約​12ヘクタールの自社農園で、栗を専門に栽培しています。「丹沢」「つくば」「利平」「銀寄」など、風味や食感の異なる品種を育てています。
近隣の福祉事業所とも連携しながら、2024年には約10トンの栗を収穫。
“つくるところ”から自分たちの手で手がけることで、鮮度と品質を最大限に保つことができます。素材から誠実に向き合うことで、思いのこもった製品づくりが実現できる—それが、kasamarronの農業です。

Our Process

  • 自社農園で栽培される栗の木 1

    栽培

    kasamarronの栗づくりは、後継者のいない栗農家さんから“栗づくりの襷”を受け継いだことから始まりました。高品質な栗を安定して届けるためには、自分たちの手で一から育て、栗を深く理解することが最も重要だと考え、2022年には自社農園で苗木の植樹を行い、栽培面積を拡大しました。収穫量も年々増加しています。
    栗の収穫で大切なのは、“自然のタイミングを待つこと”。イガが自然に落ちるその瞬間まで、状態を見守りながら丁寧に栗と向き合います。

  • 栗の木を確認する作業員の様子 2

    収穫・選別

    収穫した栗は、できるだけ早く選別工程へ。鮮度が命の栗は、収穫後すぐに低温で保管し、鮮度を保ちながら一粒ずつ目視で丁寧に選び抜いていきます。栗本来の風味と香りを損なわないよう、燻蒸処理を行わず自然のまま取り扱うことにこだわっています。素材の力を最大限に生かす選別が、品質の土台をつくります。

  • 栗ペーストの加工工程 3

    加工

    栗の皮をむき、用途に応じて無糖ペーストや加糖ペーストを製造しています。
    加工工程でも、人の目と手で状態を確認しながら、一工程ずつ丁寧に作業を進めています。見た目にはわからない“栗の声”を感じ取りながら、理想の状態に仕上げていく。それが、kasamarronの栗ペーストづくりです。

旧・笠間東中学校を、
栗の香る拠点へ

kasamarronの加工場は、学校としての役目を終えた中学校の校舎の中にあります。地域の人々の思い出が詰まったこの場所を、栗の香りに包まれた“ものづくりの拠点”として新たに生まれ変わらせました。校舎内には「kasamarron cafe」も併設しており、モンブランをはじめとする栗スイーツを提供。生産の現場と、味わいの場がひとつになった、地域に開かれた施設です。

旧・笠間東中学校を活用した加工場・カフェの外観
栗づくりに関わる人の笑顔の写真
まな板に乗った栗のイメージ画像

Achievements

受賞実績のある和栗モンブランの画像、他の栗ペーストとスイーツ画像

選ばれる理由は、
積み重ねた信頼と品質へのこだわり。

kasamarronの栗ペーストは、自社農園での栽培から加工まで一貫して行う体制と、丁寧な品質管理が高く評価されています。現在では、日本を代表するパティシエや有名ホテル、製菓メーカーなど、約100社にご利用いただいており、多くのお客様にリピートしていただいています。
2021年に栗の加工を開始し、翌2022年には旧・笠間東中学校をリノベーションした加工場と「kasamarron cafe」をオープン。年間2万人以上が訪れるこのカフェを通じて、商品認知も着実に広がっています。

また、商品の「和栗モンブラン」は、
いばらき農の6次化商品コンテスト で「特別賞(農業総合センター長賞)」
優良ふるさと食品中央コンクール で「農林水産省大臣官房長賞」
といった受賞歴もあり、農業×福祉、そして地域に根ざしたものづくりが、新しい評価につながっています。
これからも、“おいしい”だけでなく、“人と地域を大切にした製品”を届けることを使命に、私たちは挑戦を続けていきます。

Example

  • Toshi Yoroizukaの外観

    Toshi Yoroizuka

    Toshi Yoroizukaの「笠間モンブラン」は、kasamarronの栗ペーストをふんだんに使った、栗の風味が引き立つ上品なスイーツです。

    Toshi Yoroizukaの笠間モンブラン
  • 笠間マロン堂のスイーツ

    笠間マロン堂

    栗本来の風味と豊かな香りを最大限に引き出した「ほぼ栗スイーツ」にご使用いただいています。素材へのこだわりと笠間の魅力を伝える大切な要素となっています。

  • ホテルメトロポリタンエドモントで提供されるモンブラン料理

    ホテルメトロポリタンエドモント

    毎年、「笠間の栗」を使用したごちそうが勢ぞろいするイベント「栗と秋の調べ」にて提供された料理や、「かさま新栗まつり」で販売されたオリジナルモンブランにご使用いただいています。

※掲載の画像には一部イメージが含まれています。